プラズマ(plasma)医療は、人間の細胞を直接プラズマで刺激して治療することを指した言葉です。
アメリカ・ドレクセル大学の研究グループが10年以上研究を行い、皮膚の治療とプラズマの関係性について発見しました。
プラズマを照射されて刺激を受けて人間の肌は、皮膚組織を再生しようと働きます。
皮膚疾患・傷病組織を治癒する効果が有為であることが明らかになったのです。
このことを機にプラズマ医療の研究が世界中で進み、プラズマによる皮膚治療や滅菌処理など、医療分野での研究成果が発表されています。
たとえば、がん細胞のアポトーシス(細胞死)に関するプラズマ医療の基礎研究も始まりました。
がん細胞の性質上、プラズマががん細胞を破壊する可能性が高いと考えられるからです。
プラズマ医療機器の特徴
プラズマ医療機器が共通してニキビ治療に使われる理由は、プラズマが肌の再生力を引き出すからです。
医療機器のため医療従事者のいる医療機関でないと使用できませんが、美容医療の美容効果は十分に期待でき、美容業界でも今、新しく利用されはじめた美容法として注目されています。
プラズマ医療と他の治療との違い
最新技術として医療分野に登場したプラズマ医療は、他の治療法と根本的に違います。 一般的に医療や美容医療分野で用いられる他の治療法と比較してみました。
プラズマと高周波治療との違い
高周波治療は、周波数の高い波(ラジオ波)の電気を流す治療法です。
血管を拡張して肩こりや腰の痛みを軽減する目的で使われますが、同時に痩身エステのトリートメントや美容・美顔分野(たるみケア、表情筋アプローチ、コラーゲン生成など、小顔効果など)でも使われている機能です。フェイシャルタイプの美容機器も人気で家庭用の電圧などの商品もさまざまな日本の美容機器会社から発売されています。価格もお手頃で美肌になれる物が多く、購入もしやすいです。
高周波による治療は電気を流す方法のため、美容サロンではお客様にやけどのような症状のリスクがあります。
しかし、プラズマ医療は根本的にメカニズムが異なるため、高周波治療と比較して高い安全性が特徴です。
また、皮膚疾患や傷病に対する効果を考えると、まるで違う治療法だと言えます。
プラズマと遠赤外線治療との違い
遠赤外線治療は、身体の深部に到達する赤外線を使って深部の組織を温め、血行促進や新陳代謝活性などの効果をもたらす治療法で、体が運動した後と同じような状態になります。
肩こりや腰痛の治療に使われることが多いですが、新陳代謝を活性化することから美容医療に使われることもあります。
遠赤外線による治療は、熱によってポイント的、一時的に身体を温めて血流をよくするだけなので、継続的に治療する必要があります。
一方、プラズマ医療は細胞自体に影響を与え、再生力を引き出すことが特徴です。
プラズマは皮膚の疾患や傷病にも効果があるため、根本的に違う治療法と考えてよいでしょう。
プラズマとエレクトロポレーション治療との違い

エレクトロポレーションは電気の力で細胞膜に隙間を作って、肌の深い部分に美容の有効成分を注入する治療法です。
大きな分子の有効成分もエレクトロポレーションによる治療なら肌に浸透します。
これまでのイオン導入やメソセラピーと比較し、20倍の浸透効果があると言われています。
エレクトロポレーションは有効成分を浸透させるための治療法です。
一方、プラズマは肌の再生力を刺激する特殊な治療法なので役割が違います。
どのような効果を得たいかでまるで違う治療法のため、比較するものでもないかもしれません。
今回比較した治療の他にもLED、超音波、リフトアップマシン、スキンケア・フェイスマッサージ機器等、様々な技術を応用した美容関連機器があります。
女性は素肌、弾力、毛穴、ハリ、角質など美容の悩みを総合的に持っており、それらを改善するためのモチベーションは非常に高く、自宅でできる美容家電、化粧品、美容液などを選ぶにあたってランキングサイトなどでおすすめ商品を検索し、各種サービス、アプリに会員登録して情報を得たり、実際に美容用品取り扱い店に行ってスタッフの意見を聞いたり実際に試したりしています。
しっかり自分の体質に対応したもので安心で効果がでるかどうかを見極める力を持った多くの女性にとって、プラズマは最先端の美容アプローチとして今後、認知されていくことでしょう。
プラズマ医療に関するニュース
2017年6月、東京都市大学が国内で初めて大気圧プラズマ照射装置の開発に成功しました。
医療・美容を目的に誕生しましたが、人間に対して少ない刺激で細胞代謝を活性化します。
2022年をめどに医療機器としての製品化を目指しているようです。
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